in SPIRE 内なる声をきく

あなたの世界を再構築するための情報です

プロローグ1 -2008

ブログをはじめました。

 

Twitterではくだけた言葉で書いていますが、ここではこういう感じの文章になります。

 

ここで書いていこうと思うのは主に、心と体の健康についての情報や考察です。あとで書きますが、この10年近くで色々なことが一巡りして、自分自身の人生がこれから新しいサイクルを迎えようとしているという感覚があります。そこで、古いサイクルの中で起こったことや、そこで得たさまざまな気づきや学びを総括・整理し、次のサイクルに向けてブラッシュアップしてみたいと思います。

 

そこでまず今回は、自己紹介を兼ねて簡単にこの約10年間に起きたことについて述べていきます。簡単にとは書きましたがもしかしたら結構長くなるかもしれません。

 

10年前、2008年当時ですが、37歳の私は深刻な依存症に苦しんでいました。依存の対象は、覚せい剤(他にも大麻睡眠薬などさまざまな薬物も)とギャンブルです。このことだけでも詳しく書いていくと本が何冊も書けてしまうほど色々あったのですが、ここではさらっと流していきます。ちなみに逮捕歴はありません。だからというのではありませんが、こうしたことについて書くことに躊躇いはありません。それはもう過去のことですし、これを書くことは、現在同じような境遇の人や、そうした人を身近に抱える人にとってなんらか役に立つかもしれませんから。

 

苦しんでいた、という表現については、自業自得でもありますし、ドラッグやギャンブルには強烈な快楽がありますから、そうしたものに溺れながら苦しんでもいるというのは、体験した人でなければなかなか理解を得られるところではないのかもしれません。しかし、これもここではともかく苦しんでいたということで流しておきます。今後色んな話の中で、そのあたりのことについてはまた詳しく書くことになると思います。

 

ともあれ、その時点でギャンブルには約20年、薬物には約8年ほど、どっぷりと浸かっていました。その間に仕事(一時はベンチャーの会社役員を2社経験するなど、羽振りのよい時期もありました)も転々としながら段々と収入は下がり、借金は膨らみついには自己破産もしました。最後の会社勤めの頃は覚せい剤の使用が日常化していて、まともに働くのは不可能な状態でした。

 

この時期にはもう、辛いとか苦しいとかいう主観的なことではなく、客観的にも色々と詰んでいて、かといって自殺するような勇気もなく、誰かこの人生を終わらせてくれないかな、などと考えることもあるような有様でした。

 

どこにも救いの光明は見えず、終わりの様相が永遠に続くかのような、そんな日々でしたが、諸行無常とはよく言ったもので、想像もしていなかったことが起きて、私の依存症時代の深刻な時期に終わりが訪れました。もどかしいですが、深刻な状態が終わっただけで、その後も数年、薬物の使用は続くのですが、少なくともここで違法薬物とギャンブルからは縁を切ることができました。

 

想像もしていなかったこととは、父親の急死です。案の定とても長くなってきたので、今回はここで終わりたいと思います。しばらくはこの話が続きそうです。